悔し涙とうれし涙 2009/02/14 (Sat)

推薦の内定発表が昨日行われました。
静かに自習をして、一人ひとり呼ぶから待っときなさいといわれました。
向日葵さんが出て行って何人か後、女の子の泣く声が聞こえてきました。
その声はいつも明るくて、皆を引っ張っていた、しっかり者の女の子の声でした。
場は騒然となり、待っていた人たちは「あの子が？！」と、びっくりしていました。
それ以上に俺は「推薦で泣くんだ」とびっくりしました。
それだけ思いが強かったのか、無意識に期待していたのか俺もそっちの立場なら泣くかな？と待ってる間思ってました。
1組で最後の自分の番が来たとき、自分の前の子が俺の横を通り過ぎました。その子が持っていたのは、願書でした。
俺に「落ちた」と笑顔で言ってくる友達を見て、不安がもっと募りました。

結果を聞いて塾へ行きました。
そこには通った人はいなくて、通らなかった人と一般入試を目指す人がいました。
推薦で通らなかった人は、塾で3人でした。
一人は泣きながら塾へ
一人は泣きながら帰って塾へ
一人は家でいっぱい泣いてきたらしいです。
そのうち一人が、俺の前の子と一緒に帰ったらしいです。
前の子は、泣いてたらしいです。俺の前にいたときは、笑って通り過ぎていったのに、やっぱり辛かったんだなぁ。

先生たちに「通らなかった子をフォローしなさい」と、頼まれました。
フォローってしたこと無い。自分が言葉で「頑張って」とか「まだ行けるよ」なんていっても、今日のこの人たちにはいい方向には受け取れないだろうから。
塾で一緒に勉強することぐらいしかできないかな？
一緒に勉強して、一緒の苦痛や喜びを分かち合うのが自分ができる最大限のフォローなのかな？

皆、泣いてたんだって。
それは悲しいから泣いてるんじゃなくて、悔しいから泣いてるんでしょう？
自分の頑張ってきたことが伝わらなかったから。
でもね、伝わってるんだよ。
ちゃんと相手に届いてるから、今からでも遅くないから。

だから一緒に頑張ろうね。