僕と妹の家計簿 2008/12/04 (Thu)

僕は一生懸命がんばってきました。

親は何年も前にいなくなって、僕と妹の二人で生きてきました。

誰にも頼らず　二人で。

妹が何かほしいものがあるなら

普通の子と何か違うことがあるなら

僕は一生懸命

「親がいない」

という壁を打ち壊して妹のためにがんばり、他の子と変わりない普通の毎日を幸せにくらしてもらうため、たくさんバイトを取って働きました。

妹の成績が落ちた。

そのときは少ない儲けから、何とか妹のために塾に通わせようと自分のことをほっといて

働いて

働いて

働きました

そのお金を、妹は・・・

自分の趣味にあてたのです

知ったときは、目の前が真っ白になりました

自分のしてたことって？

妹に対する気持ちって？

そう思い、妹の気持ちも考えずに僕は

妹の、僕のお金で買った、趣味の

セーラー服をびりびりに引き裂きました。

趣味がコスプレ

そんなことのために僕は昼も、夜も関係なしに働いてたと思うとむかつきました。

でも、妹は謝りました

「ごめんな、ごめんな兄貴ぃいぃい！！」

と。彼女の涙に僕はつい許してしまいました

彼女はコレまで以上に勉学にいそしむようになりました

親がいないという

彼女の気持ちを僕は分かってなかった

彼女のためだと思ってたバイトは、

彼女をただ一人ぼっちにさせてただけで。

結果彼女は、コスプレの道に迷い込んだのです

「何か寂しさを紛らわすものを」

と・・・

自分で思い直して初めて、自分が妹を苦しめてた原因の一つと言うことにショックを受けました

そして僕は妹に不自由なく暮らしてもらえるように

ではなく

妹に寂しい思いをしてもらわないようにがんばることにしました





と言う９９％の嘘話。
だってりぃがせっかく今まで育ててやったのにコスプレパーティー開くからいけないんだー！俺の金でーっ！